こんにちは。CINEMA-LIFE管理人の乙花はるです。
今回のコラムのテーマは「映画の配給会社について/第2弾」です。
配給会社についてのコラム第1弾、配給会社の役割などについては「配給会社?自主配給?/配給会社の役目や仕事内容の他、有名会社から小さな会社まで、名称&代表作一覧」をご覧ください。
こちらの第2弾では、大手の配給会社の特徴を過去作品を交えながら考察しています。
ソニー、ディズニー、ワーナーなどの大手から、アスミックエース、ギャガ、アルバトロスなどの中堅、独立系のアップリンク、ツイン、インターフィルムなど30社を第2弾から第5弾に分けて考察。
今後の予定はこんな感じ☟
第3弾は中堅の配給会社
第4弾は独立系の配給会社
第5弾は吸収・合併されたり倒産してしまった配給会社
知り得る限りの過去作品をピックアップして配給会社の特徴を考察するとともに、各社の最新配給作品のご紹介もしています。
※本記事は2021年5月時点の情報です。
最新の情報は各社公式ホームページでご確認ください。
各社の特徴だけ/まとめ
配給会社それぞれの特徴だけを一言でまとめました。
詳細と過去作品を交えての考察は各配給会社の項目をご覧ください。
確実にヒットさせる力のある日本最大手の映画会社のため、超有名俳優が出演している作品や製作費がかかっている作品が多い。
日本で初めてトーキー映画(音声ありの映画)を製作・上映し、映画の製作や自社映画館も有している映画会社のため、扱う映画のほとんどが邦画や長編アニメで、多くの有名作を扱っている。
男を魅せる映画で映画会社としての地位を獲得し、強い女が活躍する映画を経て、特撮や人気アニメの劇場版を次々とヒットさせ、現在は地味ではあるが味のある作品を多く扱っている。
言わずもがな「世界のディズニー」、製作費も興行収入も桁外れの超大作と言われる作品を多く扱っている。
日本の大企業の映画部門、大作や有名シリーズ、有名監督や有名俳優関連、話題作などが目立つ。
昔は相当マニアックな作品をゴリゴリのセールスでバンバン売っていたが、大手の仲間入りを果たし落ち着いてしまった感。
洋画・邦画・アニメ問わず、様々なカテゴリで大ヒットした映画を多く扱っているため、あまり映画に詳しくない方でも知っている作品が多い。
大ヒットとはならないながらも、じわじわと感情の根幹を刺激する名作を手掛けることが多い。
配給会社の特徴と考察
各配給会社ごとの特徴を過去作品や2021年5月時点での最新作を交えながら考察していきます。
あくまでも私個人の考察ですので、ご意見相違の場合はご了承ください。
東宝
正式名称:東宝株式会社
特撮映画「ゴジラ」で有名な東宝は、1932年に阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)が映画の製作・配給・興行を行う会社を設立したのが始まりです。
設立から1972年までは映画の製作を積極的にしていましたが、映画業界の衰退から「ゴジラ」以外の映画製作をやめて配給・興行に専念し、映画業界での地位を築いていきました。そのかいあって、国内の製作会社が作った自信作の配給は興行に強い東宝に依頼するという形を取る会社が現在でも多く存在し、国内映画の興行収入に関しては東宝のひとり勝ち状態となっています。
2つの直営の劇場(帝国劇場と新館シアタークリエ)を持ち、2003年にはヴァージンシネマズジャパンを買収しTOHOシネマズ株式会社を立ち上げ、現在は全国各地に映画館を有しています。
子会社
特徴
東宝の特撮と言えば「ゴジラ」
1954年に公開された「ゴジラ」はモノクロでした。
G企画と銘打って極秘裏に進められ、一歩間違えれば怪獣の容姿が大蛸になっていたかもしれない事件を回避し、クジラとゴリラを合わせて「ゴジラ」の名称が決定。
当時主流だったストップモーション撮影による人形アニメでは時間がかかりすぎることから、日本で初めて着ぐるみ撮影が採用され、公開初日から大行列となり、観客動員数は国民の10人に1人が見たと言える1000万人に迫る勢いでした。
この大ヒットを皮切りにシリーズ化されたゴジラは、他の怪獣とコラボしたりハリウッド進出を果たしたりと、2021年現在でも人気は衰えず、新型コロナの影響で延期され公開は未定ですが、2021年に「ゴジラVSコング」の公開も控えています。
昭和ゴジラシリーズ
1954年 ゴジラ
1955年 ゴジラの逆襲
1962年 キングコング対ゴジラ
1964年 モスラ対ゴジラ
1964年 三大怪獣 地球最大の決戦
1965年 怪獣大戦争
1966年 ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘
1967年 怪獣島の決戦 ゴジラの息子
1968年 怪獣総進撃
1969年 ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃
1971年 ゴジラ対ヘドラ
1972年 地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン
1973年 ゴジラ対メガロ
1974年 ゴジラ対メカゴジラ
1975年 メカゴジラの逆襲
平成ゴジラシリーズ
1984年 ゴジラ
1989年 ゴジラVSビオランテ
1991年 ゴジラVSキングギドラ
1992年 ゴジラVSモスラ
1993年 ゴジラVSメカゴジラ
1994年 ゴジラVSスペースゴジラ
1995年 ゴジラVSデストロイア
ミレニアムシリーズ
1999年 ゴジラ2000 ミレニアム
2000年 ゴジラ×メガギラス G消滅作戦
2001年 ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
2002年 ゴジラ×メカゴジラ
2003年 ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS
2004年 ゴジラ FINAL WARS
庵野秀明監督版
2010年 シン・ゴジラ
ハリウッド版
1998年 GODZILLA
モンスターバースシリーズ
2014年 GODZILLA ゴジラ
2019年 ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
2021年 ゴジラVSコング
黒澤明監督の「七人の侍」や「赤ひげ」、日本のパニック映画の先駆け的存在「日本沈没」や、小学生のような小さな子たちの中でも話題となった「ノストラダムスの大予言」など設立当時から話題作が多く、東宝と並ぶ最大手とされる東映や松竹とは違った路線の作品を製作していました。
フジテレビと提携することの多い東宝は「ドラえもん」「うる星やつら」「名探偵コナン」など、人気アニメの劇場版も手掛けています。
アニメと言えば、かの有名な「ルパン三世 カリオストロの城」、国内映画の興行収入1位「千と千尋の神隠し」2位の「君の名は。」も東宝、そして、この2作品を抜いて興行収入がヤッバイことになっている劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」(アニプレックスとの共同配信)も東宝です。
1998年に宮沢りえが女優デビューを果たした映画「ぼくらの七日間戦争」は、立てこもりや戦車などの描写に衝撃を受けましたし、1996年に公開された「Shall we ダンス?」は社会現象を起こしてダンス教室が流行し、2005年に公開された「ALWAYS 三丁目の夕日」は、第29回日本アカデミー賞の全13部門中12部門を受賞するという快挙を成し遂げています。
ジャパニーズホラーの代表格「リング」や「らせん」も東宝です。
東宝は数々の話題作を製作・配給し確実にヒットさせる力のある日本最大手の会社なので、超有名俳優が出演している作品や製作費がかかっている作品が多いイメージです。
公式ページ
過去の有名作品
「夜逃げ屋本舗」「シコふんじゃった。」「免許がない!」「着信アリ」「ホームレス中学生」「容疑者Xの献身」「告白」「永遠の0」「ビリギャル」「64-ロクヨン-」「仄暗い水の底から」「踊る大捜査線 THE MOVIE」「火花」「アルキメデスの大戦」「カイジ」
最新作
「マスカレード・ナイト」「コンフィデンスマンJP 英雄編」「アーヤと魔女」「竜とそばかすの姫」
松竹
正式名称:松竹株式会社
映画や演劇の製作・配給・興行を主な業務としています。
元々は演劇の興行を生業としており、現在は歌舞伎の興行は松竹がほぼ独占しています。
映画の業界に進出後も、製作・配給・興行の全てに関わっていて、直接的ではないものの、松竹の関連会社が映画館を所有しているという珍しい配給会社です。
MOVIX、神戸国際松竹、丸の内ピカデリーなど。
特徴
日本に古くからある会社ですし「松竹」という名の付く映画館もあるので、みなさん名前は知っていますよね。
日本で初めてトーキー映画(音声ありの映画)を製作・上映したのが松竹。
このように、映画の製作や自社映画館も有している会社なので、扱う映画のほとんどが邦画や長編アニメで、多くの有名作を世に送り出しています。
※過去に洋画配給に力を入れていた時期もありましたが、現在では共同配給という形で洋画を扱うくらいで、作品数はあまり多くありません。
1969年に始まった渥美清の代表作「男はつらいよ」は50作品が製作され、1988年から始まった“浜ちゃん・スーさん”で有名なシリーズ「釣りバカ日誌」も22作品が製作され、どちらも松竹を代表する作品です。
1981年に公開された長編アニメ映画「ガンダム」3部作の前売り券は、当時としては異例の売り上げを記録しアニメ界に激震が走りました。
松竹で最高の興行収入を記録したのは、安達祐実が初めて映画に主演し1993年に公開された「REX 恐竜物語」です。
幼い安達祐実と可愛い恐竜・・・あぁ、懐かしい。
2009年には、配給と製作(共同)を手がけた「おくりびと」が日本映画で初めてアカデミー賞の外国語映画賞を受賞しています。
日本でも話題になった映画で、納棺という職業が注目を浴びるきっかけにもなりましたよね。
実話ベースの映画も多く、2021年4月で芸能界を引退した長瀬智也主演の「空飛ぶタイヤ」や、ごく最近地上波で初放送された福島第一原発の事故で最前線で働いていた50人を描いた「Fukushima 50」は、どちらも暑い男が活躍していました。
そして、松竹と言えば時代劇。
田中泯の衝撃的デビューを飾った「たそがれ清兵衛」では、落ち目と言われていた宮沢りえが女優として完全復帰を果たし、北野武が監督と主演を務めた「座頭市(2003)」も話題となりましたし、「武士の一分」は盲目の武士役を木村拓哉が演じ、その迫力から映画は大ヒット、松竹の興行収入最高額を記録しました。
真面目な時代劇意外にも、「引っ越し大名」「決算!忠臣蔵」など昔の日本の体制を分かりやすくコミカルに表現した作品もあります。
洋画関連では、扱っている作品はあまり多くないものの、「エクスペンダブルズ」や「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズもあります。
配給はどちらも他社との共同配給となっていますが、大ヒットをかましているシリーズ作品です。
有名な監督や大物俳優を起用して映画のヒットに繋げるのはさすが松竹といったところですし、松竹のお陰で完全復帰を果たしたり、無名俳優が一躍有名人の仲間入りをすることもあり、松竹の力は衰えるどころか益々強くなっています。
公式ページ
過去の有名作品
邦画:「たそがれ清兵衛」「紙の月」「人間失格 太宰治と3人の女たち」「八日目の蝉」「旅猫リポート」「人魚の眠る家」「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」「一命」「武士の献立」「引っ越し大名」「決算!忠臣蔵」「HiGH&LOW」シリーズ
洋画:「ジェーン・ドウの解剖 」「ブッシュウィック-武装都市-」
最新作
「騙し絵の牙」「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」「CUBE」「護られなかった者たちへ」「99.9 -刑事専門弁護士-THE MOVIE(仮)」「キネマの神様」
東映
正式名称:東映株式会社
東映=仮面ライダーやスーパー戦隊!なんて方もいるくらい特撮系が有名ですよね。
東映は1949年に設立され、映画の製作・配給・興行を主な事業としている歴史ある日本最大手の映画会社です。
直営の映画館は丸の内TOEIと渋谷TOEI、撮影所は東京と京都の2か所にあって、特に京都にある撮影所の太秦映画村は京都観光の定番となるくらい周知されています。
洋画配給部門として「東映洋画」が洋画を扱っていた時期もありますが、東映洋画が廃止されてからは邦画の映画と特撮とアニメがほとんどで、たまにある洋画の配給は別の会社との共同配給となっています。
子会社
関連会社
特徴
設立されたのが1949年と古く、設立当初の作品は知らないという若い方は多そうですが、「ひめゆりの塔」はタイトルだけは知っているという方も多いのではないでしょうか。
製作や興行も行っている会社だけあって、1970年代までは任侠や刑事ものなどのシリーズものが目立ちます。
例えば、菅原文太の「仁義なき戦い」や「トラック野郎」シリーズ、高倉健の「ゴルゴ13」千葉真一の「空手バカ一代」など、男の中の男!のような作品が多く製作されていました。
その後、1980年代には、薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」や原田知世の「時をかける少女」、岩下志麻・三田佳子・かたせ梨乃・高島礼子など「極道の妻たち」シリーズなど、女性が活躍する映画が多く製作され、どれもこれも大ヒットし、現在でも事あるごとにテレビで取り上げられる作品となりました。
さらに「銀河鉄道999」宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」など、超有名なアニメ作品もこの時代のヒット作で、定期的に地上波で放送される度、高視聴率&SNSで話題を独占しています。
ラピュタの「バルス祭り」に参加したことがある方、多いんじゃないですか?
私も参加しちゃったこと、あります(笑)
洋画では、東映洋画が関わっているブルースリーの「ドラゴンへの道」や、ジャッキーチェンの「酔拳」、他社との共同で配給されたジョージAロメロの「死霊のえじき」など有名作をいくつか扱っていますが、洋画配給を専門にしていた東映洋画が廃止となってからは洋画の配給は他社との共同配給となり、現在では洋画の配給はほとんどありません。
2000年代、若き日の藤原竜也や柴咲コウが出演している「バトルロワイアル」のスマッシュヒットから始まり、仲間由紀恵の「大奥」やテレビの人気シリーズ「相棒」の劇場版が製作・公開されました。
特撮系では、仮面ライダー「アギト」「龍騎」「555」などの劇場版も人気を獲得、「ONE PIECE」「デジモン」「プリキュア」など、人気アニメシリーズの劇場版が次々と製作されたのもこの時代です。
2019年には二階堂ふみ・GACKT・伊勢谷友介・竹中直人・京本政樹など豪華メンバーを招集し製作された「翔んで埼玉」が空前の大ヒットとなり、新たなジャンル「ディスり系」が爆誕。
2021年の最新作では、超ロングセラーとなっている美少女戦士セーラームーンの最新映画「劇場版 美少女戦士セーラームーン Eternal」が公開され、さらに、絶大な人気を誇るアニメエヴァンゲリオンの完結編となる「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」が東宝との共同配信で公開されています。
東映は、男を魅せる映画で映画会社としての地位を獲得し、強い女が活躍する映画を経て、特撮や人気アニメの劇場版を次々と製作・配給し、現在は地味ではあるが味のある作品を多く扱っています。
公式ページ
過去の有名作品
「スケバン刑事」「あぶない刑事」「失楽園」「鉄道員(ぽっぽや)」「オリオン座からの招待状」「ツレがうつになりまして。」「深夜食堂」「見えない目撃者」
「魔女の宅急便」「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」「ONE PIECE FILM Z」「仮面ライダー THE FIRST」
最新作
「いのちの停車場」「科捜研の女ー劇場版-」「劇場版七つの大罪 光に呪われし者たち」「胸が鳴るのは君のせい」「ルパンの娘」
ウォルト・ディズニー・ジャパン
正式名称:ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
時代と共に統合・吸収・買収を経て様々な映画製作会社を傘下にし、世界でも有数のエンタテインメント会社となったアメリカのウォルト・ディズニー・カンパニーの日本法人で、下記の製作会社が製作した映画を日本国内に配給しています。
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ
ピクサー・アニメーション・スタジオ
ディズニーネイチャー
タッチストーン・ピクチャーズ
ハリウッド・ピクチャーズ
ミラマックス・フィルムズ
20世紀スタジオ
サーチライト・ピクチャーズ
マーベル・スタジオ
ルーカスフィルム
動画配信サービス
自社で動画配信サービスを運営しているのもウォルト・ディズニーの特徴で、動画配信サービス「ディズニー+」では、配信数はあまり多くはないものの、他では見られないディズニー関連の映画やドラマなどが配信されていますし、2019年にはHuluの経営権も取得しちゃってて、動画配信サービスでもブイブイ言わせています。
最近では新型コロナの影響により劇場公開を断念した「ムーラン」がディズニー+限定で公開されたのも話題になりましたよね。
毎月の定額料金に加え2980円(税込3278円)の追加料金が発生するという、なかなかの強気な販売方法には驚きました。
特徴
特徴といっても・・・天下のウォルト・ディズニー、みんな知ってますよね。
ここ数年でMARVELや20世紀フォックスが仲間入りして、アメリカンヒーロー系、スターウォーズなどのSF系、パイレーツオブカリビアンのようなアクション系、ロングランヒットをかましている長編アニメシリーズなど・・・。
製作費も興行収入も桁外れの超大作と言われる作品を多く扱っています。
ウォルト・ディズニーの名作と言えば「ファンタジア」ですが、2021年3月から4月にかけて「ファンタジア」が80年の時を経て全国の映画館で公開されたのも記憶に新しいですよね。
「アラジン(実写版)」ではジーニーを演じたウィル・スミスが真っ青だったことが話題になりましたし、エマ・ストーンが悪役を演じる「クルエラ」も2021年5月28日(金)に公開が決定しています。
※「アラジン(実写版)」は2021年5月28日(金)の金曜ロードショーで、地上波初、本編ノーカットで放送されます。
金曜ロードショーの「アラジン(実写版)」詳細ページはこちら
長編アニメーションでは、今年は「塔の上のラプンツェル」が公開から10周年を迎え、今年度のアカデミー賞にノミネートされた「ソウルフル・ワールド」も話題となりましたよね。
超ロングランヒット中の「トイ・ストーリー」の4作目が3作目に続きアカデミー賞の長編アニメ映画賞を受賞したのも記憶に新しいと思います。
「アナと雪の女王」が世界中で大ヒットしたのには驚かされましたが、「アナと雪の女王2」の方が興行成績が上なのにはさらに驚きました。
海賊映画はヒットしないというジンクスを打ち破った「パイレーツオブカリビアン」シリーズもウォルト・ディズニーですし、MARVELの「アベンジャーズ」シリーズの4作目「アベンジャーズ/エンドゲーム」は世界興行収入歴代第1位(現在は2位)という偉業を成し遂げています。
先ほども言いましたが、MARVELと20世紀フォックスがウォルト・ディズニーの傘下になったので、今では世界興行収入歴代上位のほとんどがディズニー関連の作品となっています。
とはいえ、人の好き嫌いは十人十色でして・・・
私はディズニー映画をあまり見ません。
かろうじて面白かったなと思ったのは「塔の上のラプンツェル」と「パイレーツオブカリビアン」シリーズくらいです。
第1位「アバター」
第2位「アベンジャーズ/エンドゲーム」
第3位「タイタニック」
第4位「スターウォーズ/フォースの覚醒」
第5位「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」
第6位「ジュラシックワールド」
第7位「ライオンキング(2019年)」
第8位「アベンジャーズ」
第9位「ワイルド・スピード SKY MISSION」
第10位「アナと雪の女王2」
「アベンジャーズ/エンドゲーム」が一時期1位を獲得していましたが、昨年中国で「アバター」が再上映され興行収入が上乗せされたため、現在は「アバター」が1位となっています。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」も再上映されればいいのになー。
公式ページ
過去の有名作品
シリーズもの「アベンジャーズ」「スターウォーズ」「トイストーリー」「パイレーツオブカリビアン」「ナルニア国物語」
実写版「アラジン」「美女と野獣」「ムーラン」「シンデレラ」「プーと大人になった僕」
アニメーション他「ファンタジー」「アナと雪の女王」「ウォーリー」
最新作
「クルエラ」「ブラック・ウィドウ」「ラーヤと龍の王国」「ジャングル・クルーズ」
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
正式名称:株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
日本の大企業「ソニー」の子会社です。
アメリカの「米国ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント」は日本のソニーピクチャーズエンタテインメントの子会社で、アメリカの映画会社「コロムビア映画」は米国ソニーピクチャーズエンタテインメントの傘下となっています。
BSやCSなどで放送している専門チャンネルのアニマックス・キッズステーション・AXN・AXNミステリーは、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント傘下の企業が運営しています。
特徴
有名な会社なので、扱う作品も大作や有名シリーズ、有名監督や俳優関連、話題作などが目立ちます。
ウォルト・ディズニー傘下のMARVELがソニー・ピクチャーズやその傘下であるコロムビア映画と共同で製作した「スパイダーマン」シリーズは、ディズニーではなくソニー・ピクチャーズが扱っています。
コロムビア映画は自由の女神のようなロゴがトレードマークですよね。
そのコロムビア映画関連では「ヴェノム」の続編で2021年に公開予定の「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」や「モービウス」「ゴーストバスターズ/アフターライフ」もソニー・ピクチャーズが配給しています。
世界各国で社会現象にもなった「ゴーストバスターズ」は中高年層には懐かしい作品ですが、若い人にもファンが多く、作中で使用されている幽霊退治の機材や車は特徴的でした。
原作が日本のゲームである「バイオハザード」はソニーのプレイステーションから発売されているのでもちろんソニー・ピクチャーズが配給しているんですが、1作目だけは何故か日本での配給会社がソニー関連ではありません。
ナンデダロ・・・ナゾ・・・
その他、「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」など、有名な洋画を多く扱っています。
公式ページ
「ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント」公式ホームページ
「ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント」公式Twitter
「ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント」公式YouTube
過去の有名作品
MARVEL系「スパイダーマン」シリーズ「ヴェノム」
ゲームが原作「ピクセル」「バイオハザード」シリーズ
アクション系「チャーリーズ・エンジェル」シリーズ「イコライザー1・2」「チャッピー」
その他「ドント・ブリーズ」「ロスト・バケーション」「ザ・ウォーク」「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」「モンスター・ハウス」「ゾンビランド:ダブルタップ」「エリン・ブロコビッチ」
最新作
「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」「モービウス」「ゴーストバスターズ/アフターライフ」「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」
東宝東和/東宝ピクチャーズ
正式名称:東宝東和株式会社
映画の製作や配給をしている東宝傘下の会社で、東宝東和は製作よりも配給がメインの会社です。
2007年にはイギリスの配給会社UIPが解散したのがきっかけでUIPの作品を引き継ぐことになり、2015年にパラマウントと劇場配給契約を交わし、2016年に新たな子会社「東和ピクチャーズ」を設立しました。
特徴
配給会社として90年の歴史のある会社で、1970年から80年にかけて配給した作品は、映画の内容とは無関係な邦題を付けたり、大げさな宣伝手法で集客をしていて、邦題は基本的に、短く覚えやすく、濁点や “ン” が入っていてリズム感のあるタイトルにされることが多くありました。
今でいうB級映画を多く扱っていた配給会社で、派手な宣伝で映画をヒットさせていた配給会社です。
例えば・・・
「バタリアン」では“バイオSFX方式”上映という謎の上映方法が小さく書かれていたり、オバンバやハーゲンタフなどと勝手にキャラクター名を付けたりと、当時の流行りやニュースなどと無理やり関連付け、かなり強引に告知していました。
「サランドラ」では本編に出てこない凶器“ジョギリ”を謳い文句に入れ、実際に上映中にジョギリを持った人物が乱入して観客を驚かせたり。(これぞジョギリ・ショック)
「バーニング」では絶叫保険なるものを制定してみたり。
決して一人では見ないでください・・・のキャッチコピーで大ヒットしたホラー映画「サスペリア」にあやかって、全く関係ないホラー映画を「サスペリアPART2」として売り出したり。
今ではB級映画などで当たり前となっている手法もありますが、これらの集客方法の先駆けは東宝東和だったのかな。
とはいえ、この時代に東宝東和が配給していた作品は面白い(マニアックな)ものが多かったですよね。今では落ち着いてしまって・・・。
そんな時代を経て、2000年代に突入してから東宝東和の配給数が減ってきてしまいます。
しかし、2007年頃にユニバーサル映画やパラマウント映画を配給していたUIPが解散し、UIPの日本法人の代わりに東宝東和がユニバーサル映画の配給を始めたことで一変。
UIPが配給していた「ボーン」シリーズの3作目「ボーン・アルティメイタム」、世界的大ヒット映画で現在も新シリーズが製作されている「ワイルド・スピード」も4作目「ワイルド・スピードMAX」から東宝東和が配給を始めています。
2016年からは、東宝東和の新しい子会社である東和ピクチャーズがパラマウント映画の配給を始め、大ヒット変形ロボット映画シリーズの5作目「トランスフォーマー/最後の騎士王」やエルトン・ジョンの自伝映画「ロケットマン」、ウィル・スミスが若いウィル・スミスを演じたと話題になった「ジェミニマン」など、大作を多くを扱うようになります。
ということで、現在、東宝東和はユニバーサル映画を、東和ピクチャーズはパラマウント映画をメインに扱っています。
なので、契約している母体の会社が巨大なため、話題の映画や有名監督・俳優が出演している作品、さらにUIPから引き継いだ有名なシリーズ作品など、興行的に成功を収めた作品が目立ちます。
因みに、東宝東和はユニバーサルピクチャーズ、東和ピクチャーズはパラマウントピクチャーズの名称で宣伝をしていますが、配給名は会社名となっています。
昔は相当マニアックな作品をゴリゴリのセールスでバンバン売っていた東宝東和も、大手の仲間入りを果たし落ち着いてしまったのは残念ですが、東宝東和に変わって、B級映画だけでなくC級映画、さらにはZ級映画を専門に扱う配給会社(アルバトロスなど)が出てきたのは嬉しい限りですよね。
公式ページ
「東和ピクチャーズ(パラマウントピクチャーズ)」公式Twitter
「東和ピクチャーズ(パラマウントピクチャーズ)」公式YouTube
過去の有名作品
創業当時から2005年ころまでの作品「バタリアン」「霊幻道士」「プロジェクトA」「ターミネーター2」「トゥームレイダー」
東宝東和(ユニバーサル映画)の作品「バトルシップ」「スノーホワイト」「テッド」「ミニオンズ」「ジュラシックワールド」「スカイスクレイパー」「ハッピー・デス・デイ」
東和ピクチャーズ(パラマウント映画)の作品「クワイエットプレイス」「チャイルドプレイ(2019)」「クロールー凶暴領域-」
最新作
東宝東和「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」「Mr.ノーバディ」「ミニオンズフィーバー」「ザ・スイッチ」
東和ピクチャーズ「モンスター・ハンター」「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」「G.I.ジョー: 漆黒のスネークアイズ」「トップガン マーヴェリック」
ワーナー・ブラザース・ジャパン
正式名称:ワーナーブラザースジャパン合同会社
※ブラザー「ズ」ではなく、ブラザー「ス」が正式な名称
アメリカの映画会社ワーナーブラザースエンタテインメントの日本法人です。
ワーナー兄弟が設立したアメリカのワーナーブラザースの設立は1923年、日本法人は1992年に設立されたまだまだ歴史の浅い配給会社ですが、配給会社の中でも大手とされています。
その理由の一つとして、母体がアメリカの映画会社なのにも関わらず、本社関連の洋画だけでなく日本独自のコンテンツ(邦画・アニメ・モバイルゲームなど)を展開していることが挙げられます。
1998年には、日本テレビと東芝と共に映画製作会社トワーニを設立しましたがヒット作に恵まれず、「キューティーハニー(実写)」の製作・公開を最後に2004年にトワーニは倒産しました。
特徴
設立当時はアメリカワーナー関連の作品やを配給していましたが、2006年頃から邦画の配給も始め、2010年には初めて邦画を世界28か国に配給しています。
共同出資で始めた製作会社トワーニが失敗に終わって6年後、2010年にワーナーブラザースジャパンが映画製作に本格参入するプロジェクトとして「最後の忠臣蔵」が製作され、役所広司と佐藤浩市を主演に迎え大々的にキャンペーンを行い、興行は大成功となりました。
アニメも多く扱っているワーナーですが、その始まりは2006年公開の「ブレイブストーリー」
フジテレビが中心となって製作された映画「ブレイブストーリー」は、声優に多くの俳優が起用されているのが特徴的で、興行収入が20億円を突破するスマッシュヒットとなりました。
2009年に公開された細田守監督の「サマーウォーズ」も大ヒット。
映画公開時は花札のアプリが開発され、今でも地上波で放送されるときには毎回高視聴率をマークし、放送される度にTwitterで話題を独占しています。
さらに、2010年には人気漫画(アニメ)銀魂の初の映画として「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」が公開され、10億円を超える興行収入を記録しました。
邦画でもアニメでも、2010年はワーナーブラザースジャパンの飛躍の年となったようですね。
洋画関連では、大作やシリーズものが多い印象です。
例えば、原作も映画も世界的に大ヒットをかました「ハリーポッター」はユニバーサルスタジオのアトラクションにもなって、コスプレなどの関連商品も人気で、現在でもファンの多い作品です。
さらに、新バットマン3部作として製作されたダークナイトトリロジーを含む「バットマン」シリーズもワーナーで、バットマン繋がりで言えば「ジョーカー」や「ジャスティスリーグ」もワーナー配給となっています。
ジョニー・デップとティム・バートンがタッグを組んでヒットしたファンタジー映画「チャーリーとチョコレート工場」、ホラー映画の代表作として名前が上がるほど人気を博している「死霊館」など、様々なカテゴリーの映画をヒットさせてきたのもワーナーです。
記憶に新しい作品では、難解だと話題となったクリストファー・ノーラン監督の映画「TENET」や、ホラー映画の代名詞「IT/イット」の劇場版「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」も世界的に話題となりました。
因みに、「ジョーズ」に次ぐサメ映画の最高傑作と称される「ディープブルー」もワーナーで、サメ映画好きな私も大好きな作品です。最近発売された「ディープブルー3」も面白かったです。
続きまして、ワーナーブラザースジャパンと藤原竜也について。
個人的な意見というか感情なんですが・・・わたし乙花はるは、藤原竜也の大ファンです。
あのわざとらしい演技に萌え燃えしてしまうのと、変態を演じさせたら天下一品だと思っています。
ワーナー映画にはその天下一品の藤原竜也が見られる映画が全部で13作品もあることはご存じでしょうか。
ということで、藤原竜也のワーナー作品をずらり並べちゃいます。
「デスノート」シリーズ
超頭の良い大学生が死神と結託し、犯罪者を裁く法律に限界を感じているという体のいい理由を付け、人を殺せるデスノートを使い犯罪者を次々と葬り、キラと呼ばれ崇拝される。
「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」
時給112000円に釣られて実験に参加、命からがらやり遂げるも報酬を捨てて帰る。(これはいたって普通の青年だったなぁ。)
「藁の楯」
幼い少女を何人も殺した殺人犯。逮捕されるも、金持ちじいさんの孫を殺したことで懸賞金がかけられ、護送中に一般人から襲われるが、そんな状況の中でも見かけた少女を襲うという卑劣な男で、最後まで最低なクズ野郎に徹する。
「MONSTERZ モンスターズ」
人を操ることができる男。力のせいで辛い幼少期を過ごしたせいか、強盗も殺人も躊躇なくやってのける。力を使えば使うほど体が腐っていくため片足は義足。作中に名前が出てこないため役名は「男」。プライドが高く、唯一操れない男と出会い、よせばいいのにしつこく付きまとい崩壊へと向かっていく。
みなさまご存じ、最凶にして最強の包帯男、志々雄真実。藤原竜也の素顔はほとんど出てこない。常に傍に置いていた由美を囮に使った際に、剣心に小言を言われるも「裏切りを自分の物差しで測るんじゃねぇ」と名言を残し、由美には「先に地獄で待ってろ」とこれまた名言を残す。
「僕だけがいない街」
タイムループ(リバイバル)の力で過去へと戻り、ある事件を解決しようと奮闘する。(藤原竜也にしては地味な役どころ)
「22年目の告白 -私が殺人犯です-」
時効を迎えた連続殺人犯が本を出版、美しすぎる殺人犯として話題になる。殺された恋人への執着が全面に出ているラストシーンは必見。
「Diner ダイナー」
元殺し屋で、現在はダイナーのシェフ。殺し屋専門のダイナーで最高の料理を振舞うが、ルールを破る客には容赦ない。狂人な殺し屋たちの中でも異彩を放ち、「俺はここの王だ。砂糖の一粒までもが俺に従う。」と最高にイカレたシェフを熱演。
「太陽は動かない」
心臓に爆弾を埋め込まれた諜報員。定期連絡を怠ると埋め込まれた爆弾が爆発する。キレキレのアクションが見応え抜群。ただし、変態っぽくはない。
並べてみると人殺し系が多いですね。変態(いい意味で)を演じる藤原竜也、最高です。
総合的に、ワーナーブラザースジャパンは、洋画邦画アニメ問わず、様々なカテゴリで大ヒットした映画を多く扱っているので、あまり映画に詳しくない方でも知っている作品が多いのが特徴かと思います。
最新作では「るろうに剣心」シリーズの最終章の前編や、ヤンキー+OLという異色の組み合わせで話題の「地獄の花園」が公開中です。
公式ページ
過去の有名作品
邦画:「アウトレイジ」シリーズ「今夜ロマンス劇場で」「AI崩壊」「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語」
洋画:「グレムリン」「マッドマックス」「マトリックス」「オーシャンズ」シリーズ、「レディ・プレイヤー1」「アイアムレジェンド」「グーニーズ」「Vフォー・ヴェンデッタ」「ハーレイクインの華麗なる覚醒」
最新作
「るろうに剣心 最終章 The Beginning」「るろうに剣心 最終章 The Final」「Arc アーク」
「ザ・スーサイド・スクワッド”極”悪党、集結」「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」「モータルコンバット」
日活
正式名称:日活株式会社
1912年に設立された日本で最初の映画会社で、主な業務は製作と配給。
かつてはミニシネマを有し興行も兼ねていましたが、2009年に提携会社に業務委託し、現在は直接的には興行を行っていません。
松竹・東宝・東映・大映と並ぶ日本最大手の映画会社でしたが、総合レジャー企業を目指して業務を広げ過ぎたため経営難に陥り、一時は日活ポルノで成人映画のみ製作していましたが、現在は会社の規模は縮小されてはいるものの、アクションやバイオレンスなどの映画をメインに製作しています。
スカパーなどのCS放送やケーブルテレビの「チャンネルNECO」は日活です。
特徴
日活は、三国廉太郎、石原裕次郎、渡哲也、吉永小百合、浅丘ルリ子など、多くの有名俳優が所属しているため、「嵐を呼ぶ男」「青い山脈」「伊豆の踊子」など、ヒット作を多く世に送り出しています。
一時は日活ポルノでの成人映画製作のみとなってしまいましたが、1990年以降は通常の映画の製作や配給を行っており、少しづつヒット作にも恵まれてきました。
不倫相手の女児を誘拐した女性の逃亡劇と、誘拐された少女の成長後を描いた「八日目の蝉」はなかなかの衝撃作でしたし、白石和彌監督・山田孝之主演、ピエール滝・リリーフランキー共演の「凶悪」は数々の映画賞を受賞し、これがノンフィクションなのかと疑ってしまうような問題作でした。
極めつけは森田剛主演の「ヒメアノール」
SNSで森田剛がヤバすぎると話題になり、そのリアルさにドン引きしてしまう反面、ラストの切なさに涙する方は多かったはず。
大ヒットとはならないながらも、じわじわと感情の根幹を刺激する名作を手掛けることの多い日活。
古い男気映画もいいけれど、最近の日活衝撃作も注目してみてはいかがでしょう。
公式ページ
過去の有名作品
「冷たい熱帯魚」「クロユリ団地」「ひとよ」
最新作
「私をくいとめて」「総理の夫」「20歳のソウル」
配給会社の特徴を考察してみた/まとめ
日本で大手と言われる配給会社の特徴を、過去作品を交えながら考察し特徴をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
配給会社縛りで視聴作品を選んでみるのも面白いんじゃないかなーと思って書き始めたのですが、古い会社は作品数が膨大で選ぶのになかなか苦労しました。
今回は最大手や大手の会社の考察でしたので有名な作品ばかりを取り上げる形になってしまいましたが、次回は中堅どころの配給会社を考察しますので、ちょっとだけマニアックな作品も出てくるかな?
第3弾、中堅の配給会社の考察は製作中ですので、もう少々お待ちください。
第1弾「配給会社?自主配給?/配給会社の役目や仕事内容の他、有名会社から小さな会社まで、名称&代表作一覧」では、配給会社のお仕事についてまとめていますので、未見の方はもぜひご覧ください。