
一押し映画!!
『ジェーン・ドウの解剖』
最初に言っておきます。ホラーが苦手な方は、誰かと一緒に見てください!
映画『ジェーン・ドウの解剖』は、定番ホラーの醍醐味がたっぷりと詰まっている映画ですので、ホラー好きには堪らない逸品となっています。
感想を交えながら作品のあらすじをご紹介するとともに、謎の歌や続編情報についても解説しています。

※ネタバレを見たくない方のために、結末・ネタバレ部分は隠しています。ジェーン・ドウの正体や結末が知りたい方だけ、開いてご覧ください。
ホラー苦手でも文章だけなら大丈夫!
最後まで読んで面白そうと思ったら、誰かと一緒に見てくださいね♪
映画『ジェーン・ドウの解剖』作品紹介

引用元 https://eiga.com/movie/86166/photo/
映画『ジェーン・ドウの解剖』は2016年に公開されたR15+指定のホラー映画です。
監督は「トロール・ハンター」のアンドレ・ウーブレダル、主演の息子役は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」にも出演しているエミール・ハーシュ、検視官の父親役は「刑事グラハム/凍りついた欲望」でレクター博士を演じたブライアン・コックスとなっています。
登場人物が非常に少ない映画で、検視官親子、息子の恋人、刑事、全裸遺体の5人以外には飼い猫くらいです。
撮影場所は、映画冒頭の遺体発見現場以外、検視官親子の自宅地下のみとなっていますが、遺体安置所と解剖室、事務室に火葬場、さらに薄暗い廊下など、様々な場所で不可解な現象が起きるので、スケールの狭さは特に感じません。
ホラー映画好きな方はこちらもチェック♪

映画『ジェーン・ドウの解剖』紹介動画
各地のジャンル系映画祭で称賛されたホラー映画。
舞台となるのは、米バージニア州の田舎町に住む経験豊富な検死官(ブライアン・コックス)が息子(エミール・ハーシュ)と共に経営する遺体安置所。
ある夜、緊急の依頼を受け、3人が惨殺された家屋の地下から裸で見つかった身元不明の女性=ジェーン・ドウの検死を始めるも、彼女の胸部を開き、骨を折り、皮を剥いでいくにつれて“戦慄の事実”が判明し……。
映画『ジェーン・ドウの解剖』作品概要
作品概要
日本公開年/2017年5月
ジャンル/ホラー
製作国/アメリカ
視聴区分/R15+
配給/松竹メディア事業部
上映時間/86分
原題/The Autopsy of Jane Doe
監督/アンドレ・ウーブレダル
脚本/イアン・ゴールドバーグ、リチャード・ナイン
キャスト/ エミール・ハーシュ、 ブライアン・コックス
監督:アンドレ・ウーブレダル
知る人ぞ知る映画「トロール・ハンター」の監督で、カルト的な人気を誇り、ゾッとするような映像表現に定評のある人物です。
デル・トロ監督が絶賛している人物でもあり、2020年2月28日に公開されるデル・トロ監督が企画・製作を務めた「スケアリーストーリーズ 怖い本」の監督に抜擢されました。
2018年に製作が決定したスティーブン・キング原作「死のロングウォーク」の監督にも決定しています。
2020年2月公開の映画はこちらから♪

映画『ジェーン・ドウの解剖』配信動画
配信一覧
映画『ジェーン・ドウの解剖』が配信されている動画サービスは以下の通りです。
サービス名 | 配信状況 | 料金 | 無料期間 |
U-NEXT | 〇 | 見放題 | 31日 |
Hulu | × | 未配信 | 2週間 |
FOD | 〇 | 見放題 | 1ヶ月 |
dTV | × | 未配信 | 31日間 |
Paravi | × | 未配信 | 30日間 |
VideoMarket | 〇 | 400円~ | 入会月 |
music.jp | 〇 | 400円~ | 30日間 |
本ページの情報は2020年2月時点のものです。
最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
U-NEXTに登録すれば無料で視聴でき、初回にもらえるポイントで他の有料作品を視聴することが可能です。無料期間内に解約すれば月額料金はかかりません。
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月額料金:2189円(税込)/無料期間:31日間/作品数:17万本
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- 「ぼくが旅に出た理由」2019年
- 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」2019年
- 「デスティニー・イン・ザ・ウォー」2017年
- 「ジェーン・ドウの解剖」2016年
- 「ロキシー 美しき復讐者」2016年
- 「ローン・サバイバー」2013年
- 「セルフィッシュ・サマー ホントの自分に向き合う旅」2013年
- 「スピード・レーサー」2008年
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映画『ジェーン・ドウの解剖』謎の解明
怖さの程度
怖いの苦手なくせにホラー映画が好きな私の評価から言わせていただくと、5段階評価で4くらいの怖さです。

因みに、リングは3、仄暗い水の底からは3.5、ペットセメタリーは1、シックスセンスは4くらいです。
日本のホラー映画は怖さでいうと高い傾向にあると思うのですが、それと比べても遜色ない怖さがあるのが『ジェーン・ドウの解剖』です。
評価は人それぞれですが、『ジェーン・ドウの解剖』は、死体に付けた鈴の音やラジオから流れる謎の歌、隙間から覗いたときに死体が現れたときの効果音、廊下につけられた鏡を使った表現など、ホラーの定番が目いっぱい詰まった作品なので、ホラー感=怖さはとても高い作品です。
ジェーン・ドウの意味

引用元 https://eiga.com/movie/86166/gallery/2/
身元不明の女性の遺体に、名無しじゃ可哀そうだからとジェーン・ドウという名前を付けるのですが、なぜジェーン・ドウだったのか。
それは、アメリカでは仮名として女性にはジェーン・ドウ、男性にはジョン・ドウと付けることが一般的で、日本で言えば名無しの権兵衛といったところでしょうか。
この名前は身元不明の遺体に付けられることが多く、数体ある場合はジェーン・ドウ1、ジェーン・ドウ2といった具合で番号が振られることもあります。
飼い猫の名前
飼っている猫がところどころで出てくるのですが、この猫ちゃん、スタンリーって名前です。
やんちゃな猫のようで、単純に急に出てきて驚いたりもするのですが、ジェーン・ドウによって助からないような重傷を負わされてしまい、苦しんでいる様子を見た父親が楽にしてあげました。
ラジオから流れる歌
劇中、勝手にラジオから歌が流れ始めるシーンが何度かあります。
それがこの歌☟
アメリカのマクガイア3姉妹で結成されたコーラスグループ、マクガイアシスターズが1955年に発表した「Open Up Your Heart」で、本来は明るくポップな曲なのですが、劇中で流れる時は歪んだ音が混じっていて、それだけで恐ろしい雰囲気が広がっていきます。
歌詞の内容は☟
心を明るく照らしましょう
ママが教えてくれた
女の子が知っておくべきこと
恐ろしい悪魔とは仲良くしちゃダメ
お部屋に入れたらおしまいよ
憂鬱な気持ちでいたら
悪魔から逃げられない
だから心を明るく照らして
ニコッと笑うの 笑顔は無敵よ
心を開いて明るく照らしましょう
ネタバレになってしまうので、どの部分とは言えませんが映画の内容に重なる部分が多々あります。
続編情報
ジェーン・ドウの解剖のラストは、次回作も製作可能な終わり方になっています。
ということで、調べてみました!
結果!製作の予定はないようです!
とまぁ、これだけじゃ面白くないので、少し考察してみました。
同じ監督アンドレ・ウーブレダルを起用するとすれば、『ジェーン・ドウの解剖』のあと「スケアリー・ストーリー 怖い本」に取り掛かり、その後はスティーブン・キング原作の「死のロングウォーク」の監督が決まっています。
『ジェーン・ドウの解剖』はカルト的人気はあれど、それほどヒットした作品ではないこと、その後、話題作が2作続いていることを考えると、「死のロングウォーク」の撮影が終わっても、『ジェーン・ドウの解剖』の続編に関わるかと言われると難しいのかなという結論に至ってしまいました。

完全復活したジェーン・ドウが見てみたいという気持ちもありますが、そこは敢えて、そっとしておいた方が妄想膨らんでいいのかもしれませんね。
映画『ジェーン・ドウの解剖』キャスト紹介
オースティン・ティルデン/エミール・ハーシュ

引用元 https://eiga.com/person/20621/
役どころ
バージニア州の田舎町で古くから家業として遺体安置所と火葬場を経営しているティルデン家の息子で、検死官である父親の手伝いをしています。
母親は2年前に亡くなっており、エマという恋人がいます。
エミール・ハーシュ
俳優としてデビューしてから端役ばかりが続いていましたが、「イントゥ・ザ・ワイルド」で評価され「スピード・レーサー」で主演に抜擢され一躍有名となりました。
エミール・ハーシュの主な作品
「ロード・オブ・ドッグタウン」「イントゥ・ザ・ワイルド」「スピード・レーサー」「ローン・サバイバー」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
トミー・ティルデン/ブライアン・コックス

引用元 https://eiga.com/person/63841/
役どころ
バージニア州の田舎町で古くから家業として遺体安置所と火葬場を経営しているティルデン家の主で、オースティンの父親です。
遺体安置や火葬だけでなく、検死官として解剖も担当しています。
ブライアン・コックス
初めてレクター博士が映画で出てきた、記念すべき最初の作品「刑事グラハム/凍りついた欲望」でレクター博士を演じた俳優で、その演技力が絶賛され、その後多くの作品に出演しています。
ブライアン・コックスの主な作品
「コレクター」「ボーン・アイデンティティー」シリーズ「パニック・フライト」「RED]シリーズ
エマ/オフィリア・ラヴィボンド

引用元 https://eiga.com/person/91252/
役どころ
オースティンの恋人で、事件当日はデートの約束をしていたため、約束の時間にティルデン家を訪れます。
オフィリア・ラヴィボンド
イングランドの女優で、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」にも出演していました。
バーク保安官/マイケル・マケルハットン

引用元 https://eiga.com/person/225468/
役どころ
バージニア州で起きた一家惨殺事件の操作を担当している刑事で、ティルデン家にジェーン・ドウを運び込んだ張本人です。
マイケル・マケルハットン
アイルランド出身の俳優で脚本家としても活躍しています。
ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のルース・ボルトン役として有名です。
ジェーン・ドウ/オルウェン・ケリー

引用元 https://www.imdb.com/name/nm5627496/
役どころ
バージニア州で起きた一家惨殺事件の現場から見つかった身元不明の遺体で、検死のためティルデン家に運び込まれます。
オルウェン・ケリー
アイルランド生まれのモデルで、『ジェーン・ドウの解剖』での遺体役が話題になりました。
一定数の方から隙っ歯だと言われていますが・・・私は気にならなかったというか、気付きませんでした(;´・ω・)
透き通るようなお肌でさすがモデルといったプロポーションには憧れの一言ですね。
映画『ジェーン・ドウの解剖』あらすじ※ネタバレなし
一家惨殺事件発生
ある日のバージニア州。
バーク保安官は一家惨殺事件の現場に来ていました。
廊下には飛び散った血痕と男女4人の遺体があり、男性の遺体には銃で撃たれたような跡も見られ、地下からは半分土に埋もれた美しい女性の全裸遺体が見つかり、この遺体にジェーン・ドウと名付け運び出すよう指示します。
ここでバーク保安官はあることに気が付きます。
それは、被害者がこの家から脱出を試みた形跡があるということ。
これが何を意味しているのか、この時のバーク保安官は知る由もありませんでした。
ティルデン家のしきたり
その夜のこと、ティルデン家ではトミーとオースティン親子が男性の焼死体の検死をしていました。
遺体の状況から気道熱傷と結論づけたオースティンでしたが、父親のトミーは発見場所と後頭部の骨折、脳の腫れから硬膜下血腫が死因と特定します。結論を急ぐなと戒めるように言ったトミーとオースティンは口論になってしまいます。
後片付けを任されたオースティンが仕事を終える頃、廊下から不審な物音がしたため恐る恐る見に行くと、恋人のエマが突然現れ驚かされてしまい、その後、エマのわがままで遺体を見せることになりました。
トミー同席のもと、悪性中皮腫で亡くなった遺体、顔を撃たれて布がかけられている遺体、先ほど検死を終えた焼死体などが出されます。
全ての遺体の足には鈴が付けられており、その鈴というのは、昏睡状態か死亡しているのかを見極めるために付けられていたもので、医療が進んだ現在は、しきたりとして付けているだけでした。
一通り見学が終わり、オースティンはデートの時間になったら来るようエマに言うと一旦家に帰します。
それと入れ替わりに、バーク保安官が身元不明の遺体ジェーン・ドウを運び込んできました。
明日朝の記者会見で発表するため急ぎで検死するよう依頼され、トミーとオースティンはさっそく検死に取り掛かります。
映画『ジェーン・ドウの解剖』結末※ネタバレあり
ジェーン・ドウの正体、結末が知りたい方は続きをどうぞ☟
映画『ジェーン・ドウの解剖』感想
映画『ジェーン・ドゥの解剖』は、伏線が複数あり、ラストで一気に回収されて、ほぼ疑問の残らないスッキリとした終わり方ではありますが、設定自体は好き嫌いが分かれるところかなと思います。
いや、しかし、やっぱりホラーって怖いですね。
『ジェーン・ドウの解剖』は音にも視覚効果にもこだわって作られているので、さらに怖さ倍増といった感じです。
でも、猫のスタンリーが死んじゃうシーンは悲しかった( ノД`)シクシク…
そして忘れてならないのは、ジェーン・ドウの美しさ!
惚れ惚れしてしまう美しさですよ(・∀・)ウン!!
それだけでも一見の価値ありだとは思いますが、検死のシーンはなかなかのリアル感なので、苦手な方は指の隙間から見てください(笑)
ホラー好きなら一度は見てもらいたい作品!苦手な方は誰かと一緒に、ぜひご覧ください♪