『ワール・ドウォーZ』作品紹介
映画『ワールドウォーZ』は2013年に公開されたゾンビ映画で、ブラット・ピットが主演を務めており、製作に200億円以上かけた超大作となっています。
2019年9月には、『ワールドウォーZ』をベースにしたゲームソフト「WORLD WAR Z」がPS4から発売され、アクションシューティングの爽快感にハマる人が続出しています。

引用元 https://eiga.com/movie/56999/photo/
『ワール・ドウォーZ』続編情報
2019年の夏に撮影が開始されるとされていた『ワールドウォーZ』の続編ですが、2019年2月に製作側が中止を発表しました。
監督が何度も変更されたり、前作の製作費が膨大だったこと、そして、前作から期間が空きすぎていることが要因とされていますが、実際のところ、製作のパラマウントが「ミッションインポッシブル」の続編に力を入れているからではないかと言われています。
結局、続編製作に2度目チャレンジして頓挫してしまったため、今後も続編製作には期待できないと思われます。
『ワール・ドウォーZ』紹介動画
中国僻地で発生した謎のウィルスが人類を滅亡へと追いやる──ブラッド・ピット製作・主演、文明への警鐘を鳴らすパニック大作
『ワール・ドウォーZ』あらすじ
家族で出かけて渋滞に巻き込まれたジェリーが、狂暴化した人間から逃げ惑う人々と遭遇し、家族と共になんとか逃げ切りますが、町はすでにゾンビ化した人間で溢れていました。
元々優秀な国連職員だったジェリーは、国連事務次官の友人から”事態の収拾”を条件に家族を安全な場所にかくまってもらいます。
ウィルス学者と数名の兵士を伴い、感染源の特定に乗り出したジェリーが目にしたものとは・・・。
『ワール・ドウォーZ』作品概要
公開年/2012年
ジャンル/ホラー・パニック・ゾンビ
製作国/アメリカ
視聴区分/G
配給/東宝東和
上映時間/116分
監督/マーク・フォースター
原作/マックス・ブルックス・小説「WORLD WAR Z」
脚本/マシュー・マイケル・カーナハン、ドリュー・ゴダード、デイモン・リンデロフ
製作/ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナー、イアン・ブライス
製作総指揮/マーク・フォースター、ブラッド・シンプソン、デビッド・エリソン、ダナ・ゴールドバーグ、ポール・シュウェイク、グレアム・キング、ティム・ヘディントン
『ワール・ドウォーZ』キャスト紹介

引用元 https://eiga.com/movie/56999/gallery/6/
●ジェリー・レイン/ブラッド・ピット
本作の主人公。
元々優秀な国連職員だったため、国連事務次官の友人ティエリーから事態の収拾を依頼され、家族を安全な場所にかくまってもらうため渋々感染源の特定のためウィルス学者と共に出発します。
出演作品「セブン」「ジョー・ブラックをよろしく」「マルコヴィッチの穴」「オーシャンズ11」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
●カリン・レイン/ミレイユ・イーノス
ジェリーの妻。
国連の船に家族で避難し、ジェリーとは衛星電話で繋がっています。
出演作品「L.A.ギャングストーリー」「デビルズ・ノット」「サボタージュ」
●コンスタンス・レイン/スターリング・ジェリンズ
ジェリーの次女。
出演作品「死霊館(2013)」「クーデター」「最高の人生のつくり方」
●レイチェル・レイン/アビゲイル・ハーグローヴ
ジェリーの長女。ぜんそくを持っています。
●ティエリー/ファナ・モコエナ
国連事務次長でジェリーの友人。
ジェリーの優秀さを誰よりも知っている人物で、家族の安全と引き換えに事態の収拾をジェリーに依頼するよう上司から指示されます。
●セガン/ダニエラ・ケルテス
イスラエルの国防軍の女性兵士。
ティエリの指示でジェリーが向かったイスラエルで出会い、Zに噛まれた左腕を直後に切り落とし感染を免れます。
●トーマス/ファブリツィオ・ザカリー・グイド
ジェリー一家を助けてくれた家の息子。
両親がZに襲われ、ジェリーらを追って屋上へ行き無事に国連の船に避難します。
●アンドリュー・ファスバック/エリス・ガベル
ウイルス学者。
ジェリーと共に感染源の特定のため派遣されますが、燃料補給のために立ち寄った基地で転倒し、銃が暴発し死亡してしまいました。
●ブリット/ピーター・キャパルデ
WHOの所長。
ジェリーと共にZだらけになった研究棟B棟に行きます。
出演作「パディントン」「パディントン2」「プーと大人になった僕(ラビットの声)」
●ケリー/ルース・ネッガ
WHOの研究員。
ジェリーがZだらけになった研究棟B棟に行った際、監視カメラでジェリーを探しラボへの入室パスワードを教えました。
「エイリアンパンデミック」「コンフィデンスマン ある詐欺師の男」「ウォークラフト」「ラビング 愛という名前のふたり」「アド・アストラ」
●薬局にいた若者/ルアリ・カノン
レイチェルのぜんそくの薬を調達するために寄った店で薬を渡してくれた若者。
奪い合いになるかと思っただ、意外にもすんなりと薬を渡してくれます。
『ワール・ドウォーZ』作品詳細
パンデミックの始まり

引用元 https://eiga.com/movie/56999/gallery/
WHO(世界保健機関)が、ウィルスによるパンデミック(感染症の大流行)警戒レベルを6に引き上げられ、感染者は世界で1万5千人に及んでいました。
元国連職員のジェリーは妻と娘2人を車で送迎中に渋滞に巻き込まれ、前方で爆発が起こり、逃げ惑う人々を襲う人間を目の当たりにし、異常を感じたジェリーは家族を連れて逃げ始めます。その途中、狂暴化した人間に噛まれた男が人を襲い始める光景を見たジェリーはその時間をカウントしていました。
トラックを手に入れたジェリーは抜け郊外へと車を走らせますが、長女レイチェルが喘息の発作を起こしてしまい、ショッピングセンターに寄って薬を調達します。その間に国連事務次官の友人ティエリーから連絡を受け、ニューアークのビルの屋上で落ち合うことになりました。
空母への避難
ティエリーから、多くの町が壊滅状態であること、狂暴化した人間のことをZと呼んでいることなどの情報を得たジェリーは、ニューアークに到着し家族と共にビルに駆け込みます。Zに追いかけられ窮地に立たされますが、ある家族が自宅へ招き入れてくれたお陰で命拾いしました。
Zが落ち着くのを待ち、ティエリーとの約束通り屋上へと向かうため装備を整え全員で脱出しようとしますが、助けてくれた夫婦は残ることを選びます。夫婦に感謝して屋上へと向かったジェリーらは、Zに襲われながらもなんとか屋上へと辿り着き、後から夫婦の息子トーマスもやってきます。ティエリーが手配したヘリに全員乗り込み、大西洋に浮かぶ空母アーガスに降り立ちました。
アーガスでは対Zの指揮が取られており、ティエリーから、家族の安全を保障する代わりに、感染源の特定と事態収拾のためにウィルス学者と韓国に向かうよう言われたジェリーは、家族の安全のため渋々承諾しました。
韓国の米軍基地・エルサレム

引用元 https://eiga.com/movie/56999/gallery/3/
ウィルス学者のファスバックと特殊部隊の兵士数人と共に出発したジェリーは、給油のために立ち寄った韓国の米軍基地で、Zの始まり、Zの殺し方、Zが音に反応することを聞きました。しかし、ファスバックが転倒した際に銃が暴発し死亡してしまうというアクシデントに見舞われます。
ファスバックがいないため、唯一情報源になりそうなエルサレムに向かうことをティエリーに伝えました。
高い壁に囲まれたエルサレムに到着したジェリーは、女性兵士のセガンに案内され元スパイのユルゲンから壁を作った経緯を聞きます。その時、外ではマイクを使って大音量で祈りを捧げる声が聞こえ始め、その音に反応したZたちが高い壁を折り重なるようにして登ってきました。
ジェリーが注意しますが時すでに遅し、エルサレムはZに襲われてしまいます。セガンの案内で飛行場に向かいますが、途中でセガンが腕を噛まれてしまい、ジェリーはすぐさま腕を切り落とし12秒数えました。セガンはジェリーの適切な対応により感染を免れ、ジェリーと共に旅客機に乗り込みます。
イギリスWHOへ
韓国で聞いた話とエルサレムで見た光景を元に、Zは健康体の人間しか襲わないのではないかと予測を立てたジェリーは、ティエリーに連絡を取り、機長にWHOがあるイギリスのウェールズに向かうよう頼みました。
機内でセガンの治療をして一息ついたジェリーでしたが、Zの感染者が紛れ込んでおり、感染が広がってしまい、ジェリーは手りゅう弾で飛行機に穴をあけZを外へと放り出し、セガンと自分のベルトを締めました。飛行機は目的地直前で墜落し、ジェリーとセガンは重症を負いながらもなんとかWHOに辿り着きましたが、ジェリーは3日間意識不明となります。
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編集後記
様々な意見がある映画『ワールドウォーZ』ですが、個人的に非常に好きなタイプの映画です。
ゾンビ映画が好きな方って、とにかくたくさんのゾンビが出てくることや、パニックに陥る惨状とかに興奮を覚えたり、ゾンビ映画の定番を求めたりする方が多いと思っています。
その点では、この『ワールドウォーZ』は的を得た作品と言ってもいいと思うのです。
ゾンビよりも人間関係の方がメインとなっているものもチラホラありますが、この『ワールドウォーZ』は最初から最後までゾンビと闘い続ける男の話しとなっていて、スピード感もありますし、迫力のある映像もそこかしこに散りばめられていて、手に汗握る展開に目が離せない、見ごたえのある作品だと思います。